『男たちの大和』その三

映画『男たちの大和』の感想の続きです。
一つ前のエントリーはここ、この映画の最初のエントリーはここです。

ネット上で「観た」「私は観られなかった」と話題に上がっている、エンドロールの後の映像。
特攻機の映像をバックに、スクリーン上に現れる「多くの方達が命を懸けて守った日本に、今私達は立っている」という言葉。
試写会の段階では間違いなくあったものの、“反戦平和団体”が「戦争賛美だ」と指弾したためにカットされたと噂になっていた部分(ブログ『アジアの真実』昨年12月15日のエントリーを参照)。
残念ながら、私が観た二回とも、この部分はカットされていました。
やっぱり『有事法制反対ピースアクション』のせいなんでしょうか?
小牧基地航空祭でのブルーインパルスの演技を中止させたり、栄で「自衛隊員が外国に行ったら、必ず暴走して人殺しをする!」と叫んだり、いちいち腹に立つことばかりする連中ですね。

おっと脱線しました。
映画の話に戻りましょう。

この映画には、昔の記録映像が使われています。
アメリカ兵に射殺される日本兵とか、沖縄に雨あられと放たれるロケット弾とか。
白黒で粒子が粗い映像ですが、何か変。横に長くなっているような気がしました。
たまたま見つけたブログ『CNL』の昨年12月25日のエントリーを読んで納得。
この人の評価は辛口ですねぇ…。

他にもこの映画についてはいろいろな人がいろいろなことを書いていますが、ブログ『三四郎日記』の昨年12月27日のエントリーのように、右翼だの左翼だのといつの時代の話をしているんだ? というような人も多くて閉口してしまいます。
この映画は「ヒトラー 最期の12日間」と共通したものを持っていますが、陸軍国ドイツが陸戦で、海軍国日本が海戦でテーマを表現しているのは自然に思えます。
確かに反戦映画として取ることも可能ですが、中国政府は「日本人を加害者として扱っていない」と御立腹でしたね(笑)

またまた話が外れました(汗)
映画の話。映画の話…。

臼淵大尉役の長嶋一茂、格好良過ぎ(笑)
「死ニ方用意」のところも、士官室で「負けて目覚める」と言うところも。
この人の位置が解りません。
「もっと良く計測しろ」って、レーダー担当なんでしょうか?
大尉なのに、士官一同が瞬時に鎮まるのは、尉官クラスしかいなかったから?
佐官クラスはどこにいるの?
疑問がいっぱいです。

「負けて目覚める」の言葉ですが、これは『戦艦大和ノ最期』(吉田満著)に出てくる言葉で、実際にあった言葉かどうかが論争になっている部分でもあります。
ご子息の吉田望氏によれば、どうも東映は『戦艦大和ノ最期』オリジナルの言葉と知らなかったようです。
吉田望氏のブログをお読み下さい。
映画「男たちの大和」は名作であるが盗用がある | Blog | nozomu.net - 吉田望事務所 -
コメント欄に書かれた『mori夫』さんの意見も参考になります。

問題はありますが、それでも充分観る価値があるのがこの映画。
やっぱり、三回目も観に行きましょう。

【平成18年2月23日追記】
カットされた部分の詳しい情報が、ブログ『映写室からのつぶやき』の1月24日のエントリー『File.9 「男たちの大和/YAMATO」 幻の三分間』にありました。
そう言えば、長渕剛『YAMATO』はエンドロールにありました。
「どこで使われていたんだろうな?」と疑問ではありましたが、カットされた部分で流れていた曲だったとは!
そりゃ、怒りますわ。<長渕剛

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